今回は『シン・ウルトラマン』や『シン・ゴジラ』でお馴染み庵野秀明の監督作品、『シン・仮面ライダー』について書いていきます!
目次
作品情報
監督 | 庵野秀明 |
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脚本 | 庵野秀明 |
出演 | 池松壮亮 浜辺美波 柄本佑 |
あらすじ
謎の組織ショッカーに改造され、仮面ライダーとなってしまった主人公本郷猛は、ショッカーを離反した緑川ルリ子の協力により、脱出に成功する。
ショッカーの追っ手を搔い潜りつつ、ショッカーの思想に賛同できない二人は、政府の協力を得つつその野望を阻止するために行動する。
トレーラー
↓ 以下感想です!
ストーリー&コメント ※ネタバレ注意!
(ストーリーはWikipediaより抜粋)
本郷猛は謎の組織に拉致されるが、緑川ルリ子に促され、共にオートバイで研究施設を脱出する。その途中、ルリ子は追手のクモオーグと配下の戦闘員たちに捕獲される。本郷はバッタオーグに変身、戦闘員らを瞬く間に惨殺し、ルリ子を救出してセーフハウスに身を隠す。
冒頭から、庵野監督のテレビ版仮面ライダーを再現するという意思を感じますね!
比較動画がYoutube上に上がっていますが、予想以上に再現されています!
また、仮面ライダーのパンチ力、キック力について、設定では数十トンとなっていましたが、過去のテレビ版仮面ライダーではパンチしても敵が吹っ飛ぶ程度でした。
しかし本作では、正しく設定どおりの描写をしてくれています。
仮面ライダーが攻撃をすると、ショッカー戦闘員は血飛沫を上げながら飛んでいき、体に穴が開き、手足は捥げます。
『シン・ウルトラマン』でのゼットンのように、空想科学読本でネタにされたような現実感を、演出として組み込んでくれているのでうれしくなってしまいます!笑
価格:1,320円 |
そこに現れたルリ子の父・緑川弘は、本郷を生体エネルギー・プラーナの力によって変身する昆虫合成型オーグメンテーションプロジェクトの最高傑作として、強大な殺傷能力を持つ身体にアップグレードしたことを明かす。弘はその力を個人のエゴではなく、人のために使い自分たちが抜けた組織と対抗してほしいと語るが、そこに出現したクモオーグに殺されてしまう。再びルリ子を連れ去ったクモオーグを追って、本郷はルリ子からヒーローの象徴として与えられた赤いマフラーを首に巻いて「仮面ライダー」と名乗り、クモオーグを倒す。
クモオーグの声を担当している大森南朋さんが印象的でした。
クモオーグから追加で4本の腕が生えるシーンがありますが、あれがCGだったのは驚きでした。
予備のセーフハウスに身を隠す本郷とルリ子の前に政府の男と情報機関の男が現れ、警護と情報提供をする代わりに、本郷同様にオーグメントとなった者たちとその所属組織SHOCKER(ショッカー)の排除に協力してほしいと持ちかけられ、アンチSHOCKER同盟を結ぶ。父同様、元々はSHOCKERの一員であったルリ子は、SHOCKERが人類を幸福へと導くのではなく、最も深く絶望を抱えた人間を救済するために設立された非合法組織であることを明かす。ルリ子は自分の持つ力に苦悩する本郷を突き放して戦いから遠ざけ、SHOCKERの生化学主幹研究者コウモリオーグの元へ単身向かう。本郷は戦う覚悟を決めてルリ子の後を追い、コウモリオーグを倒す。一方、ルリ子の兄でSHOCKERの一員・緑川イチローは彼女が本郷を伴って自らの元に現れることを想定し、本郷と同様に昆虫合成型オーグメントとなった男・一文字隼人を用意する。
政府の男と情報機関の男は、猛毒性化学兵器を使用するサソリオーグを本郷たちの力を借りずに排除した上で、ルリ子と親しかったハチオーグを倒すよう依頼する。
サソリオーグを演じているのは長澤まさみさん。
即行で退場したので残念でしたが、それでも衝撃的な印象を残してくれました!
『シン・ウルトラマン』では頼りになる科特隊員だったのに、本作ではクレイジーエクスタシー怪人になってい
ハチオーグは本郷とルリ子に組織に戻るよう促すが、それを断られると街の人々を洗脳して操り、2人を襲う。本郷はハチオーグの洗脳システムを破壊するため、ルリ子をアジトへと単身向かわせ、上空から降下してサーバーを破壊する。本郷はハチオーグを倒すものの止めは刺さず、ルリ子とともに投降を勧めるが、サソリオーグのデータを応用した兵器を用いた情報機関の男によってハチオーグは殺されてしまう。彼女の死を嘆くルリ子を本郷は慰める。ルリ子は本郷との交流に、束の間の安心感と幸福を感じる。
ハチオーグのデザインが秀逸でしたね!
和風なデザインをベースとしながらも、旧仮面ライダーの蜂女要素もバランス良く取り入れている点がGoodでした。
また、日本刀を使った殺陣も素晴らしいです。
サナギから羽化しチョウオーグとなったイチローはアジトを強襲した政府の実働班を壊滅させる。損傷もなく笑みを浮かべたまま亡くなっていた彼らに政府の男は疑問を抱くが、ルリ子はイチローがプラーナを強奪しハビタット世界に魂を送り込んでいると明かす。イチローの計画はすべての人間を同じようにハビタット世界に送り込むという人類滅亡計画であり、本郷とルリ子は阻止するべくイチローのアジトへと向かう。ルリ子とイチローは双方とも互いのデータを読み込むことで目的を達成する予定であったが、ルリ子はイチローの圧倒的な力を受け彼を止められない。イチローは、一文字こと第2バッタオーグと本郷を対決させる。一文字は本郷を痛めつけるが、ルリ子によるパリハライズでその洗脳が解かれ、赤いマフラーを首に巻かれ本郷を助けるよう頼まれる。だが、突然現れたカマキリ・カメレオン(K.K)オーグによって、ルリ子は本郷の目前で命を落とす。一方、味方に転じた一文字によってK.Kオーグは倒される。本郷は自分のマスクに残されたルリ子の遺言を聞いて嗚咽したのち、政府の男と情報機関の男に過去の絶望を乗り越えての戦いへの思いを語り、彼女の遺志を継ぐ決意を表明する。
皆さんの推し、一文字。私も一文字大好きです。
バッタオーグになったということは、一文字も過去に絶望した人物なのでしょう。
ですがその回想を描写せず、泣き顔だけで壮絶な過去を想像させる柄本佑さんの演技には脱帽でした。
あと、一人が好きとか言ってなんやかんやで本郷のことを気にかけてくれてるところとかも憎めません笑
本郷はイチローの元へと向かうが、11体の大量発生型相変異バッタオーグの攻撃によってピンチに陥る。だが、仮面ライダー第2号を名乗る一文字によって窮地を救われ、ともにバッタオーグたちを倒し、イチローのアジトへとたどり着く。イチローは圧倒的なプラーナの絶対量による戦闘力で反撃する。本郷と一文字は、イチローのプラーナの供給源である玉座に愛用のサイクロン号を特攻させて破壊する。イチローは完全体仮面ライダー第0号に変身、本郷らを追いつめるが次第に弱り、一文字にマスクを破壊され、本郷にルリ子によるパリハライズシステムが入った仮面ライダーのマスクを被せられる。マスクの中でイチローはルリ子の魂と和解し、計画を諦めたうえで、マスク内に3人が同時に存在できないことを察し、ルリ子を失いたくない思いからそこを離れ、死を受け入れる。同時に本郷も死闘の影響でプラーナを使い切り、一文字の目前でイチローとともに消滅する。
大量のバッタオーグを相手にピンチに陥る中、颯爽と現れる2号にシビれます!
2号、良いとこ全部持っていきますね笑
ラストバトルにて、プラーナ切れを狙った泥臭い戦いを挑むのもGoodでした。
それにしても1号と2号タフすぎません?笑
後日、政府の男と情報機関の男は一文字に、本郷が彼に自分の遺志を継いで仮面ライダーとして戦い続けてほしいと願っていたことを伝える。仮面ライダー第2+1号となった一文字はマスクにプラーナを固定した本郷と対話しながら、新たな敵・コブラオーグとの闘いに向かう。
感想 ※ネタバレ注意!
メイキングもYoutubeに上がっています!
撮影はしたけど本編に採用されなかったシーンがたくさんあって、撮ったやつ全部見せてくれ!ってなりますね笑
ディレクターズカットとか出してくれないでしょうか…
でもショッカーライダーをCGで作ったのは正しかったと個人的には思っています。
一糸乱れぬショッカーライダーの連携は、実写では再現するのは困難でしょうから…
あと、上映版だとトンネルのシーンは真っ暗で何が起こっているかわからないという批評が結構ありましたね。
庵野監督が幼少期にブラウン管テレビで仮面ライダーを見た際の見づらさを再現したらしいですが、流石に見づら過ぎました…笑
この点はAmazonプライムでの配信版では明るくされていました。
初代仮面ライダーリメイク作品として、個人的には『仮面ライダー THE FIRST』、『仮面ライダー THE NEXT』も好きなので、見ていない方は是非ご覧ください!
(『仮面ライダー THE NEXT』はホラー味強いので苦手な方はお気を付けあれ。)
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